石油給湯器(ボイラー)の種類-1

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強制給排気と強制排気

 

ご家庭にお湯に出す機械として給湯器がありますが、ここ青森では ほとんど、石油給湯器ではないでしょうか。

その石油給湯器もいろんな種類があり さまざまですが、いろんなものがありそうだ・・・というのは、なんとなくお分かりかと思いますが、ここでは専門プロとして 何がどう違うのか 記したいと思います。

 

まず、ざっくり分けてみます。

 

給湯専用機 貯湯式 強制排気
強制給排気
直圧式 強制排気
強制給排気
追焚付給湯器 貯湯式 強制排気
強制給排気
直圧式 強制排気
強制給排気

物を燃焼させるには、酸素が必要な事はみなさま、ご存じだとおもいます。 そして、その酸素を介して燃焼したあとは排気ガス(一酸化炭素)が出るということも。

ここ青森では、雪の関係でボイラーを屋内にボイラーを設置しているので、この燃焼のことを第一に考えないといけません。

 

【強制排気型】

↑ 強制排気型のボイラーです。 煙突が1つです。

強制排気型は屋内の酸素を使って燃焼し、排気を屋外に出すタイプです。 105mmのホーローなりステンレスなりの俗に言う煙突が1本外に向かって出ています。
排気は外に出しますが、酸素は屋内のものを使うので、屋内のほこりも一緒に吸いこんでしまう・・・長い間使用していると、ほこりが詰まって燃焼する際支障をきたす可能性が大です。

それと空気の確保も大事です。つまり密閉している場所には設置できません。 それでも設置する場合は、ガラリやアンダーカット等空気を補給するシステムが必要です。

 

【強制給排気型】

↑ 強制給排気型のボイラーです。煙突が1つと給気筒が1つで2つあります。

強制給排気型は排気を屋外に出すは同じですが、外からの酸素で燃焼する タイプです。  80mm位のステンレス煙突とジャバラの2本あります。排気を外に出し、酸素も外からもらうので、ほこりは関係ありません。  設置場所も制限なく(消防法のスペースの制限はあります)空気の確保も考える必要ありません。なにより、長く安心安全に使っていただけます。   私の場合は、こちらの強制給排気をすすめています。