便器の種類 のはなし

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便器の種類

一般的にいう洋式便器について。

洋式便器と一言で言っても数種類あります。 長所短所も含めて少し書いてみます。

一般的な事は、いっぱいWeb上でありますので、検索すればすぐでてきます。

私は、それ以外の重要なお話を。 価格面で安いものから説明します。

なお、INAX(現在LIXIL)を例にしました。

 


1:洗い落とし式便器 と サイホンゼット便器

現在では、ほとんど見なくなりました。

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今となっては、長所が見当たりませんので、新たに購入しようとされる方。止めた方が良いです。(というより、新規では 発売されていません)

2:ネオボルテックス便器

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現在 一般普及品の中では低価格帯の便器です。 便器は【あれば良い】という方用。 どうしても、たまり面が他の便器より小さいため 汚れも付きやすいです。

3:サイホン便器

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一般普及品の中では中価格帯の便器です。 普通に使って機能もそれなりに汚れも付きにくい便器。

昔からサイホン便器はありましたが、いろいろ出ている中で今だに主流品です。

部品もシンプルなので修理もしやすく、私的にはこのレベルの便器で十分だと思います。

4:ダイレクトパルス便器 エアドライブ便器

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高価格帯の便器です。  多種多様な付加価値が付いていて、外国の方が便器をみてびっくり!というのは、これらの便器です。

一番の特徴はタンクが無いことダイレクト~は水圧でエア~は空気も一緒に汚物を流す便器。 汚物はなかなか付着せず、さらにトルネードで洗浄。 ウォシュレットもパルス洗浄 節水も最低5ℓ(TOTOは4.8ℓ)節電効果もすごい。もう、セールスポイントをあげたらきりがない便器。

といってもそんなに高くはなく、定価ベースで22万からです。(安!)

これらの便器は私が考えるに大きな弱点があります。 それは双方とも水圧又はエアー(空気)で汚物を流すので、断水すれば水が流せないということです。また、一体型のオールインワンですので、故障修理対応が大変で、費用もかかります。

地震大国日本では、あまりおススメしたくありません。


 

中価格帯の便器は皆さまご存じのとおり、従来のトイレ同様タンクがありますし、仮に断水しても、貯めていた水で流すことができます。

よって、その中価格帯の便器に便座で高機能化させた方が故障修理にも対応しやすいですし、いろんな面で、よろしいかと思います。

便器はの機能はもはや出尽くした感があり、今は各メーカー節水機能のアップにシフトしています。これは、私も日々技術の進歩に驚いていますが、使う水は少ないに越したことはありません。 なにせ、普通に飲める水をトイレ洗浄に使っているのですから。
皆さま。メーカーのショールームでは、座り心地、使い方、形だけを確認し、便器の選定は業者さんに相談された方が良いと 申し上げておきます。