洋式トイレ(洋風大便器)の使い方 2 間違った節水対策

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トイレ(便器)の使い方について

解説の続きをします。

 

 

 

 

 

《②自己流の節水対策は詰まりのもと。》

昨今、自然保護と渇水時の節水対策が騒がれ、今や新しい住宅設備機器には、当たり前になっている節水機能。

 

例えばトイレでは、20年前のトイレ(ロータンクの容量)は12~15ℓ。 それが、最新式では、5ℓ・6ℓは当たり前。TOTOでは、4.8ℓというのも、市場に投入され、販売も好調だと聞きます。さらに、タンクレスもあって、メーカーはいかに水を使わないで使えるかにしのぎを削っています。

 

一方で、大量に水を使うトイレを使われている方はまだまだ多く、これから更新取替えを期待したいのですが、この従来型のトイレを間違った方法で節水している方がとても多いと見受けられます。

 

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左の写真は、トイレの節水対策として、ロータンクのなかにペットボトルを入れている例です。

このタイプのタンクは洗浄水量が12ℓ。

500mlのペットボトルなので、実質は11.5ℓ。

この500ml何が違うんだ? と思われそうですが、全然違います。

 

 

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左の写真は、排水管の流れを調べる実験画像ですが、トイレットペーパーが滞留しているのがわかります。

規定量より少ない水の量で流した結果です。

 

 

 

 

排水管を流れる水は、自然の法則より、重力で低い方へ低い方へと流れていきますが、水だけなら大丈夫なのですが、トイレットペーパーを含む固形物(汚物等)も一緒に流すとなると、
①まず固形物を水に浮かばせるだけの水の量が必要
②次に、先へ先へと進んで行くために、推進力を得るためにそれ相応の水の量が必要。
になります。

排水管には勾配という、下り傾きがあるでしょ。

と言われるかもしれませんが、いくら傾きが適正でも水量が確保されなければ、流れていきません。

 

さらに、ロータンクの下にセットされている便器の形状によっても、必要な水の量はまちまちです。

このサイト内のコラムに 便器のはなし の章があります。 参考にして下さい。
http://2.purannma.com/2010/11/23/urinal/

つまり、ロータンクの大きさ(水の容量)は、メーカーではおおよそで作っている訳ではありません。

この便器には、この水の量が必要です。

 

というのが、ロータンクの大きさです。

 

また、節水対策としていろんな物が売られています。

これらは、結局は水の量(流す量)を少なくするといったグッツです。 水の量を少なくすればどうなるかは、上の写真で分かると思います。

 

ここでも、メーカーの取扱説明書を載せます。

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自己流の節水対策をやって、排水管の詰まりを引き起こし、業者を呼んで何万円も取られるなんて、
いやだと思われませんか?

 

結論・・・

トイレのタンクは必要な水の量を確保すているので、グッツを使ったりビンやペットボトル等々と入れて故意に少なくしない。

 

皆様。不必要な出費をしないためにも、適正なトイレの使い方をして下さいね。