石油給湯器(ボイラー)の種類-2

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貯湯式と直圧式

みなさんがお湯をつくるとき、”やかん”という釜に水を入れてガスなり電気なりで沸かすと思います。 釜に水を入れて沸かす・・・ボイラーも同じなんです。

【貯湯式】

↑ 貯湯式のボイラーです。

 

ボイラーの内部に“釜”があります。 専門用語で【缶体】といいます。
缶体の容量は能力によって違いますが、凡用品であるボイラーだとおおよそ 15ℓ~17ℓ (追焚付だとちょっと小さくなります)。この缶体に水を入れて燃焼してお湯を沸かします。

ただこの貯湯式の場合は 法令上、お湯の圧力を下げて使って下さい・・と決まってますので(缶体に無理に圧力をかけると爆発の危険性があるため)実際出てくるお湯は水道より、ずっと弱い圧力で蛇口から出てきます。

また、あくまで缶体でお湯を沸かし貯めておくため、多く使うと熱くなる前に出てくる場合も多々あります。俗に言う、お湯を作るのが追い付かない状態になります。

【直圧式】

↑ 直圧式のボイラーです。

直圧式は内部に釜がありません。あるのは、グルグルをループしている配管です。この配管の中を水が通り、途中で熱くされそのまま出てきます。 ですから、水道圧のままお湯に変わり蛇口から出てきます。また、釜で沸かすことがないため、いつまでも使い放題。ずっと作ってくれます。

ただ、高温でも(60度以上)水道圧のまま出てくるのかというと、それは違います。そういった場合は、ボイラーの方で、入れる水道量を少なくして高温になるようにしています。 かしこい!  よく、台所に設置されてる ガス瞬間湯沸器の大きいやつ! と思われて下さい。  お湯の圧力が強いというのは、お風呂の快適性を非常に高めます。

是非ともおススメします。