石油給湯器(ボイラー)の種類-4

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現在の最新ボイラー 給湯能力について

今までボイラーについての基礎知識を記してきました。まだ、ご覧になってない方

ボイラーの種類-1:強制排気と強制給排気

ボイラーの種類-2:貯湯式と直圧式

ボイラーの種類-3:給湯専用機と追焚付給湯器

 

さて、基本的な機能や構造 型式はすべて上記のボイラーの種類-1~3に 分類されますが、今現在は、これらに付加する機能の充実で さらに快適な生活を送ることができるボイラーがあります。

それらを、紹介したいと思います。

 

【最新ボイラー 壁掛け式ボイラー】

従来は、床置き型のボイラーでしたが、ボイラーの設置場所が確保できなかったり、設置場所が洗面所だったりすると、もっとフリースペースがほしいということで、そういう場合は、写真のように壁掛けボイラーが、選択肢として入ります。

給排気筒の延長制限の上で設置場所には制限がかかりますが、技術の進歩が実感します。

また、このボイラーにはオートとフルオートという上位機種があります。

●オート(全自動)

オートとは、スイッチポンで自動お湯張り(蛇口から吐水する必要なし)し、設定量でストップ。その後設定温度まで一定時間自動で自動保温運転(自動追焚)するという ボイラーです。  つまり、奥様(旦那様でもお子様でもいいんですが)は、台所にいて、ボイラーのスイッチを一度押すだけで終わり。あとは、ボイラーが勝手にやってくれます。

●フルオート(全自動フルオート)

フルオートとは、オートの機能にプラスしてさらに、少なくなった浴槽に 自動で足し湯しましょうという機能があります。 つまり、いくら浴槽のお湯を使おうとボイラーが設定量まで、自動で足し湯するのです。

 

今はユニットバスを設置しようとすると、標準では浴槽側には蛇口がありません。(追加オプションになっています)上のような上位機種のボイラーを設置した場合は、浴槽側には蛇口は必要ありませんからね。

 

なお この壁掛けタイプのボイラーは給湯専用機もあります。

 

【給湯能力について】

コロナの場合でいうと、 同じ型式同じタイプのボイラーでも2種類の出湯能力があります。

●31,000~33,000Kcal/h(36.2Kw~38.4Kw)

一般的な能力です。蛇口2ヶ+シャワーが春夏秋の3シーズンなら同時使用ができます。・・・というメーカーの説明ですが、わかりにくいので、私の経験上、夫婦とお子様1人の3人家族なら、この能力で十分です。  家族人数からいってお湯を複数個所から同時使用することがあまりないからです。

 

●35,000~40,000Kcal/h(40.7Kw~46.5Kw)

大能力です。蛇口2ヶ+シャワーが一年中同時使用できます。 また大家族向けです。ですが、ユニットバスが2カ所ある場合などで、使う時間帯が同じという場合は1台ではまかなえません。

みなさまのご家族のご事情にあった 適切なボイラーをお選び下さいませ。