温水暖房とは
世の中いろんな暖房方法がありますが、この温水暖房の基本的は考え方は、ボイラーや電気温水器などの熱源が1ヶ所であるということです。
その中で現在日本で主流になっているのは、家の中全てを暖房し、ヒートショックをなくし、快適に過ごせるであろうという、
《全館24時間暖房》
をしているシステムのことをいいます。
耐久年数
暖房メーカーの資料や住宅メーカーの 温水暖房による説明に、 ≪長寿命≫ がメリットとして上げられていると思います。
とあるメーカーに至っては、《100年暖房》と謳ってる所さえあります。 そして、その間は全くお金がかからないと思っていませんか? そんなことはありえません。
主流である密閉配管システムの場合でいうと、熱源であるボイラー自体の耐久年数は10年~15年。 配管のなかをグルグルまわっている不凍液は最長7年。その他、ポンプや密閉膨張タンクは10年。 100年どころか、7年位で不凍液の全交換が必要になります。
このことは、実際使ってから後でわかることで、ほとんどのお客様は事前には教えられていないのが実情です。
温水暖房の概要
温水暖房のシステムの概要を理解するときに、人間のカラダに例えればとてもわかりやすいです。
①心臓⇒循環ポンプ ポンプで不凍液をぐるぐる回します。
②血管・血液⇒配管・不凍液 循環液です。
③筋肉⇒ボイラー(熱源機) 熱を作り出します。
④皮膚⇒床暖房やパネルヒーターなどの放熱器 熱を放出します。
まさしく、温水暖房システムの基本構成は①~④の機器の集まりです。
ですが、
⑤腎臓・肝臓⇒人体では、血液をろ過し常にきれいな血液が循環していますが、 セントラルヒーティングではこのような、ろ過装置がありません。 不凍液は最長7年で全交換といわれるのは、このためです。
温水暖房の実際
上記の概要を踏まえて、実際の現場では、標準的の構成では左図ような組み合わせになります。
ボイラー(図ではポンプ内臓ボイラー)などの基本構成の他に、機械を制御するために、さまざまなセンサー制御装置、安全に使ってもらうための安全装置、配管部品等 さまざまな付属品もあります。
さらに知りたい 参考ページ ⇒ 床暖房 パネルヒーター 不凍液の交換時期