洋式トイレ(洋風大便器)の使い方 |
トイレ(便器)の使い方について解説します。
私は職業柄、いろいろなお宅に伺いますが、そこで間違った節水をされている方、間違った使い方をしている方が予想に反してこんなに多いものなんだとわかり、是非皆様に、本当のところはどうなんだ? というお話をしたいと思います。
そこで、実際遭遇したケースで専門家としての回答をしていきます。 是非参考になさって下さい。
《①洋風便器のタンクにあるレバーの《大》《小》の使い方。女性の方は要注意。》
便器のタンクには、水を流すレバーが付いています。
《大》と《小》の区別は分かると思いますので説明はしませんが、ここで、話題にするのは《小》のほうです。
こんな方がいらっしゃいました。
【男性】大の用を足す時でも量が少ない時には、《小》に回していたよ。 |
→ダメです。
量に関係なく大の用を足したときは、レバーを《大》に回して下さい。
また、こんな方も。
【女性】生理の時で小の用の時に、トイレットペーパーをいつもより多く使うんだけど、その時はいつも《小》。 |
→トイレットペーパーの量によります。 いつもより3倍4倍とトイレットペーパーを使ったときは、《大》に回して下さい。
ここで、メーカーの取扱説明書を載せます。
「一度に流すトイレットペーパーの量は5m程度を目安」
5mといってもピンときませんが、私が(私の妻が)実験したところ、 小用の場合で1m位、大用の場合で2.5m位だったので、この程度の量ならば、全く問題ないです。
(一度自分の使うトイレットペーパーの量を測るのも面白いかもしれません)
さらいうと、トイレットペーパーはJIS規格で決まっていて、下記↓
トイレットペーパーの長さは決まっています。また、長さだけではなく、紙幅、芯の径(内径)、巻取りの径(外径)、溶けやすさが決まっています。水に入って100秒以内に溶けなければならないというのがJISの規格です。 |
つまり、トイレットペーパーを溶かすには、それなりの水の量が必要なわけで、トイレットペーパーの使いすぎでキャパオーバーになると、詰まってわが社の出番となります。
結論・・
【男性】大用の場合は、汚物の量に関係なく 《大》のレバーを回すこと。
小用の場合は、《小》のレバーを回す。
【女性】大用の場合は、男性と同じく《大》のレバーを回すこと。
小用の場合も、《大》のレバーを回せば、確実で間違いありません。
また、生理やおりものの時など、いつもよりトイレットペーパーを多く使う時は、《大》を回
すこと。